■NATURAL SEVEN 77MH
1.紹介と特徴

ビーストをプロデュースしてきて思った事、エンゼルシューターを新たに作らせて貰って、思った事。昨今、流行りは圧倒的に長尺な感じになってきているシーバス業界。しかし、短くっても良いじゃないか?いや、むしろ短いのも必要だろう。そんなシュチュエーションは必ず存在するし、僕自身、シーバスロッドが細分化されて行く上で「ショート」レングスって言うのは無くしてはならないと思ったのだ。そして、今回、ビーストの良い所と、エンゼルの良い所を、融合させ、7.7と言う短さで「コントロール」と「ガチンコ」というスタイルを併せ持つ「刀」を作る事が出来た。短くても「やってくれる!」ナチュラル7の持つ力を体感して欲しい。ナチュラル7で自分自身の技に磨きを掛けて欲しいですね。

2.使い方紹介

ショートレングスだからショートレンジだけが得意なのでは無く、例えば例を上げると・・・

超が付く程のディープウェーディングでのキャスト、やり取り、ランディングにも取り回しのしやすさと言う意味でもすこぶる真価を発揮する。

ボートゲームは勿論、船べりに寄せて来たランカーが振り絞る最後の力をねじ伏せる為に!

橋脚下で長いロッドが振れないけど、そんな所に限ってとんでも無いサイズが潜んでたりするんだよね。

と、特殊な状況を上げても色々なフィールドで活躍してくれるのは間違いなのだが、インプレッションにも書いた「指先感覚」なロッド操作感覚を是非味わって頂きたいね。あれ?俺こんなにバックハンド上手かったっけ? あの橋脚の右の角に入れたいんだよね。あのオーバーハングしてるストラクチャーの下に入れたいなぁ~。何時も思い描いてる最高のキャストを演じる為の「刀」としてストラクチャージャングルに挑んで頂けたらと思います。

■Beast Brawl 95MH

初代から数え五代目を迎えたビーストブロウル。最終プロトを手に取った時、言葉ではいい表わせない“深い安心感”に包まれた。ロッドが放つ“これならば獲れる”という強烈なオーラを感じたからかも知れない。ビーストブロウルといえば、三代目よりボクのテスターモデルとして熟成を重ねてきたロッドである。その性格はモンスターと正面からガチンコファイトできるいわゆる剛竿であり、つまりボクの得意とするスタイルなわけだが、今回のADは、ビーストの血統である「力強さ」に「しなやかさ」を付加した進化形である。レングスは5インチ伸ばされた。進化を続けるマテリアルには、クワトロZから引き継いだ4軸カーボンと、新たにW.C.Wを採用。
ティップは細身のブランクスを二重のクロスラッピングしたW.C.Wで補強してより筋肉質に、バットガイドからグリップ方向へは4軸カーボンが強力な剛性を発揮するように仕上げている。複雑なカーボン繊維が織り成すその外観からも秘めたるパワーを予感させる。
V3、クワトロZと進化を続け最新マテリアルで武装した新ビーストブロウルは、真骨頂であるパワーファイトはモチロン、しなやかに仕上げたティップがテクニカルなゲーム展開を可能にするのだ。限られたタイミングで使用する力技一辺倒のロッドではなく、メインロッドとしても使える汎用性の高さを見せ、そして来たるべきその時には野獣のパワーを開放する新ビーストブロウル。 モンスターは何処に潜んでいるか分からない。「普段の一匹」は必ず「感動の一匹」に繋がっているのだから。

■Angel Shooter 93MLX

繊細さに重点を置いたロッド、テクニカルゲームに特化したロッド。パワーに物を言わせるロッド。アピアには色んなラインナップが揃ってる中で、エンゼルシューターに一体何を求めるのだろうか?
エンゼルシューターは、キャスティングゲームに於いてのパワー不足を感じる事もなければ、また逆にオーバーパワーを感じる事も無い。テクニカルなアクションもこなせるし、大きな流れのドリフトの釣りも得意中の得意。軽いルアーからそこそこ重いルアーまでカバーしてしまう幅の広さを持っている。
例えばラムタラを使った流れの中での「超ナチュラルドリフト」から始まりミノーイングにおけるアクション系の釣り。
また、鉄板系やブレード系を使った港湾の遠投リーリング系、リフト&フォール系の釣りも楽々こなしてしまう。これらの多種多様なゲームを無難にこなすだけで無く、確実に各ゲームに順応性の高さ見せるのが大きな特徴だろう。魚を掛けた時の優雅なロッドの曲がりを楽しむ時間、キャストをした時の飛距離の伸びに優越感を感じる時。水の流れやルアーの動きを敏感に感じられるADシリーズのブランクス。こう言ったシーバスフィッシングに於いての一連のアクションの中で、アングラーがロッドとの一体感を得られる事はとても大きなアドバンテージであり、安心感に繋がると言える。マルチパーパスとも言うべき「素直さに特化した」このロッドがアングラーの腕の一部、文字通り右腕となるロッドであることは間違いないのだ。

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